2023/02/22 12:56

         




三鈷の松とは…


弘法大師こと空海が遣唐使の船に乗って唐(今の中国)に渡り、

日本に帰国する時、この教えを広めるには何処がいいのか三鈷杵(さんこしょ)という密教法具を空に向かって投げました。


すると三鈷杵は天高く舞い上がり、日本に向かって飛行機のように飛んでいきました。


帰国した空海が真言密教を広めるのに相応しい地を探して日本中を周っていたところ、

高野山で松の木に引っかかっていた三鈷杵を見つけます。


三鈷の松と呼ばれるようになった由来は三鈷杵からきていて、ここに真言密教の道場を開いたので高野山が真言宗総本山になった由来でもあります。


三鈷の松の名前は三鈷杵からきていますが、この松の木の葉が3本になっていることから

三鈷杵との関わりもあり弘法大師のご利益がよりいっそう強いと言われています。